今回紹介するのはバルセロナの期待の星でありスペイン代表のガビです!
ガビと聞いて『どんなプレースタイルだっけ?』『ぺドリと比較したらどんな違いがあるの?』『靴紐が解けたままプレーする理由は?』と思った人にはぜひ読んでいただきたい内容となっています!
ガビはバルセロナのラ・マシア出身の選手であり、すでにスペインのA代表でもデビューしています。
そんなバルセロナとスペイン代表で活躍するガビのプレースタイルや比較対象に出される同僚のぺドリとの違いについても紹介していきます。
また、ガビは靴紐を結び直さずにプレーしていることでも有名で、靴紐が解けたままプレーする理由についても紹介しています。
この記事を読んでガビについてさらに詳しくなっていただければ幸いです!
目次
ガビ(バルセロナ/スペイン)のプレースタイル
それでは早速ガビのプレースタイルを解説します。
データ | |
本名 | パブロ・マルティン・パエス・ガビラ |
国籍 | スペイン |
出身地 | ロス・パラシオス・イ・ビジャフランカ(スペイン) |
生年月日 | 2004年8月5日 |
年齢(2022年11月時) | 18歳 |
身長・体重 | 173㎝・70㎏ |
ポジション | MF |
所属チーム(2022年時) | バルセロナ |
ガビのプレースタイルはMFの担う役割をほぼすべてこなすことができることです。
バルセロナでは4-3-3における中盤の3の一角としてプレーしています。
まず後ろからの組み立てでいえば、ブスケッツを中心としてガビがボールを引き出したり、前線への中継点としてボールを供給したりします。
ガビは相手がプレスをかけにくいポジショニングを取ってボールを受けることができます。また、プレスをかけられても上手くいなすこともできれば自分でかわすこともできる選手です。
そのため、安易なボールロストはほとんどなくバルセロナの中盤には欠かせない選手となっています。
次に前線でのゲームメイクに関してですが、ガビはゴールに直結するような仕事もこなすことができます。
下記で紹介する動画でもでてきますが、サイドに流れてから質の高いクロス上げることもできますし、真ん中からサイドへの鋭いパスを供給することできます。また、少ないタッチでボールを放しながらリズムを作り、FWの抜け出しに合わせて針の穴を通すようなパスを出せるのもガビが起用される理由の一つです。
さらに、自らドリブルで相手をかわしてゴールを狙うこともできるというようにガビ1人で何役でもこなせてしまうのが彼の特徴といえるでしょう。
ガビのように足元の技術が高く、判断力に優れた選手はつい守備をサボりがちになってしまう傾向にあります。
しかしガビはしっかりと献身的なディフェンスができる選手です。
例えば、味方が前線で失ってしまったときには自ら最初のプレスをかけてカウンターを遅らせる動きができます。また、アグレッシブに相手からボールを奪取することもあります。
以上のように攻撃から守備まで一人で幅広いタスクをこなしてしまうのがガビのプレースタイルと言えるでしょう。
では、ガビのプレーを見ていると靴紐が解けていることが気になっているかもしれません。その靴紐が解けている理由について、ご紹介します。
ガビの靴紐が解けてる驚きの理由と使用スパイクモデル
まずガビの靴紐が解けている理由からご紹介します。
ガビの靴紐の謎
ガビの靴紐が解けている理由ですが彼は靴紐の結び方をよく知らないためであるようです。
ガビは練習中でも試合中でも靴紐がほどけていますし、さらにはユニフォームなどの撮影のときにも靴紐がほどけています。
試合の序盤は靴紐が結ばれていますが、時間が経つにつれてガビの靴紐はほどけてしまうことが多いです。
試合中であってもほとんどの選手であれば靴紐がほどけたら結び直しますが、ガビは結び直しません。このことが、ガビが靴紐の結び方を知らないと言われることに繋がっているようです。
さらにはスペインの身分証明書を何度も失くしたり、スパイクをチームバスに置きっぱなしにする常習犯でもあったようです。
本人に直接聞いてみないと真相は分かりませんが、ガビは道具に関しては無頓着なのかもしれませんね。
では、なぜ靴紐がほどけていてもスパイクが脱げずにプレーができるのでしょうか。
それは近年のスパイクの特徴が関係しています。
普通の靴は下の画像のように足の甲のところにシュータンがあり、靴紐がないと歩けません。
しかし、近年のサッカースパイクはシュータンがスパイクのアッパーと一体になっているものが多く、レースレスといった靴紐がないモデルも存在します。
そのため、足にぴったりと合うスパイクであれば紐が結ばれていなくても靴が脱げてしまう心配は基本ありません。
ガビほどのスター選手であれば、市販品ではなく足型を取って特注で作られたガビ専用のスパイクがナイキから支給されていると考えられます。
現在ガビが着用しているカラーとは異なりますが、シュータンがスパイクと一体になっている分かりやすい画像を紹介しておきます。
ここで、ガビの使用しているスパイクについて確認してみます。
ガビの仕様スパイクモデル
ガビが現在着用しているスパイクはナイキのファントムGT2エリートというスパイクです。
ガビと同じスパイクを履いて、プレーしたら、ガビのような質の高いパスや針の穴を通すようなスルーパスが出せるようになりますよ。
足の甲(インステップ)のところに靴紐がないとボールがより蹴りやすくなるとの感想もあるので、もしかしたらガビもその感覚を気に入っているのかもしれないですね。
レースレスのスパイクを着用すればいいと思う人もいるかもしれませんが、2022年11月現在だとナイキにはレースレスのスパイクがありません。
ガビのプレーだけでなく、スパイクにもぜひ注目してみてください!
ここで、ガビのプロフィールと経歴を振り返ってみたいと思います。
ガビのプロフィールと経歴
ガビはバルセロナの育成組織『ラ・マシア』出身の若手選手です。
ラ・マシア出身の選手と言えば、世界最高峰のプレイヤーであるリオネル・メッシや2022年11月現在バルセロナの監督を務めるシャビ・エルナンデス、アンドレス・イニエスタ(現ヴィッセル神戸)、先日引退を発表したジェラール・ピケなど世界のトッププレイヤーが多くの名を連ねています。
ガビは、そんなラ・マシアには2015年に入団しており、それ以前はレアル・ベティスの下部組織に所属していました。
その後ガビは2021-22のオフシーズンにトップチームに帯同し、プレシーズンマッチでピッチに立つ機会を与えられています。
そして、2021年8月29日の第3節ヘタフェ戦でトップチームデビューを果たし、12月の第18節には初ゴールも決めました。
初ゴールの得点シーンは1:45からです。パスを受けた後、流れるようなドリブルから見事にゴールを決めています。
↓ ↓ ↓
ガビはスペインのアンダー世代の代表に呼ばれており、2021年9月30日にスペイン代表のトップチームに初めて召集されています。同年10月6日のUEFAネーションズカップ準決勝イタリア戦で最年少デビューを果たしています。
さらに、2022年6月5日のチェコ戦は代表初得点をあげ、スペイン代表の最年少得点記録を塗り替えています。
そのガビの代表初得点シーンは2:10あたりからです。パスを受けた後のトラップからシュートまでのスピードが見事。シュートまでのイメージが完全に出来ていますよね。
そんなガビと比較されるのが同じバルセロナの中心選手であるペドリです。それでは、ガビとペドリのプレースタイルや特徴を比較してみたいと思います。
ガビとペドリのプレー比較
まず簡単にガビとペドリを比較してみます。
まずはプロフィールと身体的特徴などから比較します。
ガビ | ペドリ | |
年齢 (2022年11月時) | 18歳 | 19歳 |
身長 | 173cm | 174cm |
出身地 | スペイン | スペイン |
カンテラ(出身チーム) | バルセロナ | ラス・パルマス |
年俸 (2022年11月時) | 5~10億円 | 2~5億円 |
つづいて、プレースタイルから比較してみます。
比較項目 | ガビとペドリの比較 |
テクニック | どちらも荒れたグランドや速いパスなど関係なく足元にボールを収める世界トップクラスの技術がある |
スピード | どちらも平均的なスピードだが、ガビは同じスピードで長距離走るのに優れ、ぺドリは瞬間的なクイックネスに優れている |
パスセンス | ガビは失わないように敵をかいくぐるようなパスを出すのに対して、ぺドリはゴールに直結するパスを出す |
ドリブル | ガビは相手に取られないようにドリブルするのに対して、ぺドリは相手を抜きにかかるドリブルを行うことが多い |
シュート | ガビ、ぺドリとも状況に応じてコントロールショット、インパクトショットを使い分けることができる |
ゴールセンス | ポジションの違いから、ガビよりもぺドリの方がゴールを常に狙っておりゴールへの嗅覚も鋭い |
ポジション | ペドリはCMF、OMFが多いのに対して、ガビはDMF、CMF、OMFと中盤どこでもこなす |
特徴 | ペドリは前線での決定的なプレーが多いのに対して、ガビはプレーの幅が広い |
DMF(ディフェンシブミッドフィルダー(守備的MF))
CMF(セントラルミッドフィルダー)
OMF(オフェンシブミッドフィルダー(攻撃的MF))
ガビとぺドリは同年代であり、プレーするポジションも近いです。
ガビとぺドリの違いを分かりやすく説明すると、ガビは何でもそつなくこなし、ぺドリはより前線で力を発揮するといった感じでしょうか。
MFというポジションは同じものの、ガビの方がぺドリよりもプレー範囲が広く多くの役割をこなしている印象です。
一方でぺドリは、ピッチの中心で組み立てを行ったりゲームメイクをしたりといった役割がガビと一部被るものの、アシストがつく位置でプレーすることも多くがびよりも前線にいます。
ブスケツをアンカーとしてガビとぺドリがうまく攻撃と守備のバランスをとることで現在のバルセロナは活躍しています。
>>>ペドリの凄さ解説はこちら
ぜひ彼らに注目してみてください!
ガビまとめ
ガビは苦手なプレーがなく何でもこなすことができます。
そのため、現在ではぺドリやブスケツとともにバルセロナに欠かすことのできない選手になりました。
そんなバルセロナの期待の星であるガビは先日2026年までバルセロナと契約を延長しました。
かつてリーグ優勝やチャンピオンズリーグ制覇をかけて毎年のように戦っていた全盛期のバルセロナを再建する一人として、ガビは今後も活躍していくでしょう。