スペインのラ・リーガに属するFCバルセロナは世界有数のビッグクラブです。国内リーグ戦のラ・リーガやチャンピオンズリーグ、国王杯などのタイトルを数多く勝ち取ってきました。
そんなFCバルセロナは2022-2023シーズンをどのようなフォーメーションで戦っているのでしょうか?また、どんな注目選手がいるのでしょうか?
この記事を読むと、2022-2023シーズンのフォーメーションや注目選手が分かり、より一層FCバルセロナの試合を観るのが楽しくなることでしょう!
目次
バルセロナのフォーメーション|2022-2023
それでは、2022-2023シーズンのFCバルセロナのフォーメーションをご紹介しますが、その前にバルセロナのチームについて簡単にお伝えします。
バルセロナのチーム概要
データ | |
チーム名 | FCバルセロナ |
言語表記 | Fútbol Club Barcelona |
創設年 | 1899年 |
所属リーグ | ラ・リーガ |
所属ディビジョン | プリメーラ・ディビシオン (ラ・リーガ1部) |
ホームタウン | カタルーニャ州バルカンプ・ノウセロナ |
ホームスタジアム | カンプ・ノウ |
FCバルセロナは1899年に設立されたスペインのクラブチームです。
世界を代表するクラブの1つであり、過去にはリオネル・メッシやアンドレス・イニエスタ、ヨハン・クライフ、ペップ・グアルディオラなど世界有数の選手や監督が在籍していました。
また、FCバルセロナは創設以来数々のタイトルを手にし、世界でも有数のビッグクラブへと成長したのです。
そんなFCバルセロナには因縁の相手レアル・マドリードが存在しており、この2つのクラブの直接対決は世界中のサッカーファンを釘付けにしています。そして、この直接対決のことは伝統の一戦という意味を示す『エル・クラシコ』と呼ばれています。
以上のように世界的なビッククラブであるFCバルセロナですが、ここ数年国内リーグの優勝を逃しているように調子があまりよくありません。
そこでFCバルセロナは今年(2022年)の夏の移籍市場でかなりの大型補強を行い、再起を図っています。
それでは、2022-2023年のFCバルセロナはどのようなフォーメーションで戦っているのでしょうか。またベストなスタメンについて個人的に考えてみました。
FCバルセロナのフォーメーション|2022-23シーズン
最初に2022-23シーズンの実際のFCバルセロナのフォーメーションを確認しておきます。
ラリーガ8節 VSセルタ戦
システム:4-3-3
GK M.テア・シュテーゲン
DF J.アルバ、M.アロンソ、G.ピケ、A.バルデ
MF ぺドリ、S.ブスケツ、ガビ
FW F.トーレス、R.レヴァンドフスキ、ハフィーニャ
経験豊富なG.ピケがいたり、推進力があり周りも活かせるハフィーニャやドリブル突破だけでなくゴールも狙えるF.トーレスがいたりするなどこのフォーメーションも強くて魅力的です。
以下では私がベストだと考えるフォーメーションを紹介していきます。
FCバルセロナのベストフォーメーション
こちらが個人的にベストと考えるFCバルセロナのフォーメーションです。
システム:4-3-3
GK M.テア・シュテーゲン
DF J.アルバ、E.ガルシア、アラウホ、クンデ
MF ぺドリ、S.ブスケツ、ガビ
FW O.デンベレ、R.レヴァンドフスキ、ハフィーニャ
GKは昨シーズンからゴールを守っている守護神テア・シュテーゲンを選びました。
SB(サイドバック)には2022年10月16日現在で434試合に出場しているJ.アルバとアジリティに優れ試合の流れによってはCB(センターバック)もできるクンデ、CBには両足が使えて安定感のあるアラウホと早い時期からビッククラブで経験を積んでいるE.ガルシアという若き期待の2名を選出しました。
MFには試合のリズムを作り代えの利かないブスケツ、足元の技術が高いだけでなく高い守備意識でチームに貢献するガビ、瞬間的な判断力に優れ試合の勝敗を分けるようなパスを出せるぺドリがベストだと考えています。
CF(センターフォワード)には圧倒的な決定力を誇るレヴァンドフスキ、両サイドには高い突破力を誇り自分でゴールを狙ったり仲間を活かしたりもできるデンベレとハフィーニャを選出しました。
今期のFCバルセロナは控えも含めて安定感のあるベテランと勢いのある若手がどれほどのシナジーを生み出せるかに注目してみてみるとより一層試合を楽しめるかと思います
さて、2022-23シーズンのFCバルセロナの注目メンバーを確認しておきます。
FCバルセロナの注目メンバー|2022-2023シーズン
では、2022-23シーズンのFCバルセロナの注目メンバーを3人ほど紹介します。
- レヴァンドフスキ
- ぺドリ
- ガビ
それでは、一人ひとり詳しくご紹介しますね。
レヴァンドフスキ
データ | |
名前 (背番号) | ロベルト・レヴァンドフスキ (9) |
生年月日 | 1988年8月21日 |
年齢(2022年10月時点) | 34歳 |
国籍 | ポーランド |
身長・体重 | 185cm 81㎏ |
ポジション | FW |
利き足 | 右足 |
代表 | ポーランド代表 |
注目選手の一人目はロベルト・レヴァンドフスキです。
彼は前所属のFCバイエルン・ミュンヘン(ドイツ・ブンデスリーガ)で数々の記録を打ち立ててきた世界トップクラスのストライカーです。例えば、チャンピオンズリーグでの歴代ゴール数が3位、ブンデスリーガでの歴代ゴール数が2位などがあります。
こうしたストライカーとしての彼の能力はFCバルセロナに移籍してからも発揮されており、今後はどこまでゴールを取ってチームの勝利に貢献できるかが注目されています。
また、彼はゴール近くでのみ力を発揮するストライカーではなく、ボールを動かす際の前線の起点にもなることができる技術の高さも兼ね備えていることが特徴の選手です。
実際に見ていただきたい彼のプレーは2022-2023シーズン第7節マジョルカ戦の得点です。アンス・ファティからボールを受け、中の選手を見ることでディフェンスの意識をそらしてから針の穴を通すような正確無比なシュートでゴールを奪っています。
いつでもどこからでもゴールを狙いあたかも簡単なようにゴールを奪ってしまう生粋のストライカー、これがレヴァンドフスキさです。
そんなレヴァンドフスキがFCバルセロナのサッカーとどれだけの化学反応を起こすのかが今後の注目ポイントになります。
続いて、これからのスペインサッカーを背負って立つと言われているペドリを紹介します。
ぺドリ
データ | |
名前 (背番号) | ペドロ・ゴンサレス・ロペス (8) |
生年月日 | 2002年11月25日 |
年齢(2022年10月時点) | 19歳 |
国籍 | スペイン |
身長・体重 | 174cm 60㎏ |
ポジション | MF |
利き足 | 右足 |
代表 | スペイン代表 |
ぺドリは2020年にラス・パルマスからFCバルセロナに移籍してきた若きプレーメーカーです。
現在ではイニエスタが着用していた8番を受け継いでおり、クラブからの信頼も厚く2021年には2026年まで契約を延長しています。
ぺドリは試合の流れを変えられる優れた判断力、質の高いオフ・ザ・ボールの動き、抜群のボールコントロールなど中盤で必要とされる能力を幅広く高い次元で有しているのが特徴です。
そんなぺドリを観れるのが2022-2023シーズンラ・リーガ第2節レアル・ソシエダ戦となります。開始40秒ほどで3~4人に囲まれますが正確なコントロールでボールを失うことなく、カウンターに繋げてゴールを奪っています。
普通ならクリアしてしまうところですが冷静に対処してしまうのがすごいところですね。
また、同じMFのガビやブスケツより高い位置でタスクをこなすことが多くFCバルセロナの攻撃の起点ともなっています。
2022年に開催予定のカタールワールドカップではスペイン代表として初めての挑戦になるため、4年に1度しかない祭典における彼の活躍には注目が集まっています。
最後は、ペドリより2歳若いですが、すでにバルセロナの中心選手になっているガビを紹介します。
ガビ
データ | |
名前 (背番号) | パブロ・パエス・ガビラ (30) |
生年月日 | 2004年8月5日 |
年齢(2022年10月時) | 18歳 |
国籍 | スペイン |
身長・体重 | 173cm 70kg |
ポジション | MF |
利き足 | 右足 |
代表 | スペイン |
ガビは2015年11歳の時にFCバルセロナの下部組織ラ・マシアに入団しました。
FCバルセロナのサッカー哲学を叩き込まれたガビはわずか16歳でトップチームでのデビューを果たしています。また、カンテラ出身の若き天才は17歳と62日という早さでスペインのA代表デビューをしたスペイン代表の最年少記録を更新しています。
そんなガビはパスでゲームメイクすることはもちろんのこと、高い位置でゴールにつながる仕事をこなしたり、守備に貢献して相手のチャンスを潰す役割を担ったりもします。
また、相手からボールを奪取した後に見せる攻撃への切り替えの早さ、そしてその判断力がガビの強みだと思います。DAZNなどのプレー集でぜひ見てみてください!
彼が試合中にどのようなポジショニングを取り、どのようなタスクを課されているのかに注目して試合を見るとより面白くなるでしょう。
他にも注目すべきメンバーは若き10番のアンスマン・ファティ、独特なリズムのドリブルで敵を抜くウスマン・デンベレ、ドリブルと決定力を兼ね備えたハフィーニャといますが、まずはこの3人を抑えておいてくださいね。
FCバルセロナのフォーメーションまとめ
最後に2022/2023シーズンのFCバルセロナのフォーメーションや注目選手についてまとめます。
FCバルセロナは前述の4-3-3のフォーメーションをほとんどの試合で使い続けているのが特徴です。もちろん微妙なポジショニングの違いや戦術などは使い分けていますが、ベースとなる4-3-3の配置を変えないのはFCバルセロナにおけるサッカーの哲学を守っているからでしょう。
このほか、今回は残念ながら触れられなかったケシエやマルコス・アロンソなどの移籍組の活躍にも注目するとより一層FCバルセロナの試合が楽しくなるのではないかと思います。
2018-2019シーズン以来のリーグ優勝を期待して応援しましょう!