今回紹介するのは日本代表の久保建英と親交のあるバルセロナ所属でスペイン代表のアンスファティです!
アンスファティのプレースタイルや久保建英との関係・プレースタイル比較、2022年11月現在までの経歴などを知りたい方にはぜひ読んでいただきたい内容となっています。
さらにはアンスファティが過去に着用していたスパイクや2022年のカタールワールドカップではどんなスパイクを着用するのかまで調べたニッチな内容も掲載しております。
アンスファティに少しでも興味のある方はぜひ読んでみてください!
目次
アンスファティ(バルセロナ/スペイン)と久保建英の比較検証!
それでは、バルセロナの10番でスペイン代表のアンスファティと日本代表の久保建英とを比較してみたいと思います。
データ | |
本名 | アンスマネ・ファティ・ヴィエイラ |
国籍 | スペイン、ギニアビサウ |
出身地 | ギニアビサウ (アフリカ) |
生年月日 | 2002年10月31日 |
年齢(2022年11月時) | 20歳 |
身長・体重 | 178㎝ 68㎏ |
ポジション | FW、WG |
所属チーム(2022年時) | FCバルセロナ |
アンスファティは2013年にバルセロナの下部組織であるラ・マシアに入団しています。ラ・マシアではエリク・ガルシアや久保建英など現在も第一線で活躍する選手たちとプレーしていました。
2019年7月25日にはバルセロナとプロ契約を結び、約1か月後のラ・リーガ第2節レアル・ベティス戦でトップチームデビューを果たしています。
またファティはクラブの最年少記録をいくつか塗り替えており、16歳という若さで大舞台で活躍していました。
ファティは2020年に正式にトップチーム昇格を果たした際に背番号22を着用することになりました。そして2021-22シーズンからはクラブの顔であったリオネル・メッシの移籍に伴って背番号10を引き継ぐことになりました。
代表経歴に関しては、2019年にスペイン国籍を取得して以降は同国の国旗を背負って戦っています。
ファティはスペイン代表でも最年少記録を持っており、2020年のUEFAネーションズリーグウのクライナ戦でフル代表初ゴールを決め最年少ゴール記録を塗り替えました。
それではアンスファティと久保建英の比較をする前に、二人の関係をご紹介します。
アンスファティと久保建英の関係
アンスファティと久保建英は先述の通りバルセロナの下部組織であるラ・マシアでチームメイトとして切磋琢磨していました。
彼らはメッシやイニエスタ、ピケ、シャビなどを輩出した世界有数の育成組織であるラ・マシア中でも注目される選手だったそうです。現在、ファティはバルセロナで10番を背負い、久保はレアルソシエダ(2022年11月20日現在リーグ3位)でスタメンに定着していることからも納得ですね。
そんな2人はラ・マシアで対照的なプレーをしていたそうですが、試合となると抜群の連携で互いの長所を引き出し合っていました。
ファティが魅せるようなドリブルで相手を圧倒していた一方で、久保は状況を冷静に把握しクレバーなプレーを選択してチームを引っ張っていました。そんな彼らが揃って試合に出場したときには「キックオフ前から試合の勝敗は決まっていた」と育成世代の指揮官に言わせるほどだったそうです。
実際、久保が下部組織での1シーズンで30試合74得点という驚異的な数字をたたき出したときのアシストのほとんどがファティだったと言われています。
当時の2人のスーパープレーをこちらからご覧ください。
また彼らはピッチ以外でも時間を共にすることが多く、同じ学校に通っていたりファティが久保にいたずらをしてからかったりしていたそうです。
現在では別のチームで活躍している2人ですが、ラ・リーガのリーグ戦で再開した際には2ショット写真を撮っており培われた友情は今でも続いているようです。
アンスファティと久保建英がいつか同じチームに所属し、抜群の連携で相手を圧倒する時がきたら最高ですね!
そんなアンスファティと久保建英を比較してみます。
アンスファティと久保建英の比較
では、まずプロフィールと身体的特徴を比較します。
アンスファティ | 久保建英 | |
年齢 (2022年11月時) | 20歳 | 21歳 |
身長 | 178cm | 173cm |
出身地 | スペイン、ギニアビサウ | 日本 |
カンテラ(出身チーム) | ラ・マシア | ラ・マシア→FC東京 |
年俸 (2022年11月時) | 1394万ユーロ (約16.7億円) | 200万ユーロ (約2.6億円) |
年齢が近く体格も似ている2人が今後どのような活躍を見せてくれるのか期待ですね!
では、プレーと2022年現在の評価、将来性を徹底比較してみたいと思います。
比較項目 | アンスファティと久保建英の比較 |
テクニック | ファティはドリブルをしやすい位置にボールを置き、久保は複数の選択肢を選べるようにコントロールする |
スピード | ファティも久保も一瞬の加速力に優れている |
パスセンス | ファティはゴール前でのラストパスが多く、久保はショート・ロングを問わず多彩なチャンスメイクを得意とする |
ドリブル | ファティは優れたテクニックで相手を抜き去るのに対し、久保はタイミングをずらして相手をいなす |
シュート | ファティも久保もサイドから切り込んでシュートをするという形を持っている |
ゴールセンス | ファティは単独でも連携してもゴールを狙えるが、久保は仲間と連携しながらゴールを狙う形の方が得意である |
ポジション | ファティはLWGで輝き、久保はCF(2トップ)かRWGで力を発揮している |
特徴 | 互いに身長こそ高くないがボールの受け手、持ち手、出し手のいずれでも高いクオリティでプレーできる |
2022年現在の評価 | ファティの市場価値はおよそ70~85億円、久保の市場価値はおよそ10~20億円とされている |
今後の期待値 | ファティはいずれ市場価値が100億円を超え、久保もレアルソシエダで活躍すれば50億円はいくのではないか |
アンスファティと久保建英は世界でも今後の活躍が期待される若手のうちの一人です。
彼らの共通点は高い足元の技術力、優れた判断力、周囲と連携できる共有力の高さなどです。
オフザボールでの動きやポジショニングなどの受け手、状況を打破するパスセンスを持つ出し手、巧みに相手をかわす打開力を有する持ち手としてプレーの引き出しを多く持っています。
一方でアンスファティと久保建英にはいくつかの違いがあります。
まずは何といっても利き足の違いです。ファティが右利きであるのに対して久保は左利きです。
また得意なプレーエリアでも違いがあります。
ファティはよりゴールに近い最前線で最高の輝きを放つのが特徴です。アタッキングサードでは華麗なドリブルで突破し、バイタルエリアでは直接ゴールを狙うこともラストパスで味方をお膳立てすることもできます。
一方で久保は活躍できるエリアが広いのが特徴です。久保はミドルサードでは低い位置でボールを引き出して攻撃時の組み立てに貢献したり、裏へパスを出したりすることができます。また、アタッキングサードでは主に出し手としてクロス、スルーパスなどでチームに貢献することが多いです。
こうした彼らが育成年代で同じチームだったと考えると、2人で大暴れしていたのもうなずけますね。
では、改めてアンスファティのプレースタイルをチェックしてみたいと思います。
アンスファティのプレースタイル
アンスファティのプレースタイルはアタッキングサードで多彩な選択ができることです。
まずは彼のドリブルに注目してみましょう。
細かいタッチで相手をかわしたり、多彩なフェイントで相手を抜いたり、時にはスピードを活かして相手を置き去りにしたりすることもできます。
ドリブルに優れた選手は多くいますが、ファティは若いながらもあらゆる状況下で最も簡単に相手をかわす判断を冷静にできる点で抜きん出ています。
次にパスでゴールを演出できることもファティの優れた点です。
ラストパスで仲間のゴールをお膳立てしたり、広い視野と高い空間認知能力で意外性のあるパスを出したりすることもできます。
特に以下のハイライトで出てくるデンベレへのパスには彼の能力がトップクラスであることが分かるものとなっています。
ファティはドリブルやパスなど分かりやすいプレーがピックアップされがちですが、オフザボールの抜け出しもできるのも強みです。
ドリブラーと言われる選手にはただドリブルがうまいだけの選手も多くいます。しかし、ファティは受け手として裏への抜け出しがきちんとできたり、オフザボールで相手のプレスを受けにくいポジショニングをすることができます。
自分の強みを最大限生かすための準備ができるため、ファティは若いころから世界の舞台で活躍できているのはないかと思います。
ところで、アンスファティが履いているスパイクが気になった方もいるかと思います。そこでアンスファティが2022年履いているスパイクについても調べてみました。
アンスファティの着用スパイク|2022年
アンスファティが2022年履いているスパイクですが、ナイキマーキュリアルヴェイパー14エリートとナイキエアズームマーキュリアルヴェイパー15を着用しています。
カタールワールドカップ前最後のリーグ戦である第14節オサスナ戦では自身のインスタグラムからマーキュリアルヴェイパー14を着用していることが分かります。
一方でカタールワールドカップ直前の親善試合であるヨルダン戦ではエアズームマーキュリアルヴェイパー15を着用しています。
この短期間でファティが着用スパイクを変更したのには2つの可能性があります。
まず1つ目はメーカーの強い意向です。
この着用カラーは先日ナイキから発表されたワールドカップ限定カラーのものとなっています。
ワールドカップでは各メーカーがこぞって限定カラーや新モデルをお披露目するため、ファティも例にもれず限定カラーを着用させられている可能性があります。
もしくはナイキの意向で、ファティとスポンサー契約をした際に「契約期間内でのワールドカップ出場時にはメーカーから定められたモデルを着用すること」という条項があった可能性もあります。
次に2つ目の可能性は、ファティ自身がこのワールドカップ限定カラーを非常に気に入ったことです。
ファティがスパイクを機能性や履き心地ではなく見た目重視で選んでいるとしたらありえない話ではありません。
ちなみに、調べた限りではファティは少なくとも2015年から一貫してマーキュリアルシリーズを着用しています。
一時期はハイカットモデルであるマーキュリアルスーパーフライシリーズを着用していましたが、ここ数年はローカットモデルであるマーキュリアルヴェイパーシリーズを好んで着用しているようです。
ちなみにファティが着用しているナイキのマーキュリアルシリーズはスピードをコンセプトにしたスパイクです。軽量でありスピードに乗ってドリブルをする際にボールが滑らないようなギミックなどが搭載されています。
しかし、最新モデルのエアズームマーキュリアルシリーズ(ヴェイパー15、スーパーフライ8)になってからはアウトソールが一新されたこともあり、選手によってかなり好みが分かれているようです。
いずれにせよ直前のリーグ戦では旧モデルを着用していただけにワールドカップ本戦とワールドカップ後の公式戦でどのスパイクをチョイスするのか気になるところですね。
まとめ
今回はバルセロナの10番でありスペイン代表のアンスファティについて紹介してきました。
ファティは若いながらも前線の選手してかなり高いクオリティを有しており、さらに世界トップクラスのポテンシャルも備えています。
また日本を代表する選手の一人である久保建英とも親交があり、いつかチームメイトとしてプレーを観れる日が来るのか楽しみでもあります。
今後の彼のさらなる飛躍に期待しましょう!