モドリッチはレアルマドリードに所属しており、クロアチア代表にも選出されている37歳(2022年時)のベテラン選手です。彼の右足から放たれるアウトスピンキックや正確無比なミドルシュートを放つといったプレースタイルは多くのファンを魅了してきました。
2022年には、レアルマドリードはチャンピオンズリーグの決勝トーナメントに進出し、クロアチア代表はカタールワールドカップにも出場するため世界最高峰の舞台でモドリッチを見る機会が多くあります。
またモドリッチは長らくナイキのスパイクを着用しており、彼独特のこだわりがあるようです。
今回はモドリッチのプレースタイルや着用スパイクなどについて説明していきます。
目次
モドリッチ(レアルマドリー/クロアチア)の着用スパイク|2022年
では、早速レアル・マドリー所属のモドリッチ(クロアチア代表)についてご紹介します。
データ | |
本名 | ルカ・モドリッチ |
国籍 | クロアチア |
出身地 | ユーゴスラビア ザダル |
生年月日 | 1985年9月9日 |
年齢(2022年11月時) | 37歳 |
身長・体重 | 172㎝・62㎏ |
ポジション | MF |
所属チーム(2022年時) | レアルマドリード |
2022-23シーズン、モドリッチが履いているスパイクはNIKEマーキュリアルヴェイパー14 エリートです。
下記で紹介しているインスタグラムは所属チームであるレアルマドリードが2022年11月6日に投稿したものとモドリッチの公式アカウントで2022年11月3日に投稿されたものになります。
モドリッチは練習でも試合でもマーキュリアルヴェイパー14エリートを着用しています。
しかし、ナイキのマーキュリアルヴェイパー系統の最新モデルはエアズームマーキュリアルヴェイパー15エリートです。
最新モデルではアッパーやアウトソールが一新されているため、もしかしたらモドリッチの好みには合わなかったのかもしれません。
どんな理由があるかは本人のみぞ知るところですが、2022年11月6日時点ではモドリッチは旧モデルのマーキュリアルヴェイパー14エリートを着用しています。
ナイキのヴェイパーシリーズには『スーパーフライ』という名称がついたハイカットバージョンのモデルも展開されていますが、モドリッチは一貫してこのハイカットモデルを着用していません。
モドリッチのインスタグラム投稿されている最も古いものは2012年のナイキの広告です。
少なくともモドリッチは2012年からナイキのスパイクを着用しており、さらに一貫してマーキュリアルシリーズを着用しています。
さて、モドリッチのプレースタイルやどんな選手でどこが凄いのかを解説します。
モドリッチのプレースタイルと経歴
では、モドリッチのプレースタイルについてご紹介します。
モドリッチのプレースタイル
モドリッチは世界最高峰のビッグクラブであるレアルマドリードの10番を背負う選手です。
過去にはメッシやクリスティアーノ・ロナウドなどのスーパースターたちが受賞してきたバロンドールを受賞しています。
こうしたことからもモドリッチは世界最高峰のプレイヤーであると言えるでしょう。
そんなモドリッチはCMFからOMFといった中央前線を主戦場としています。
モドリッチにはネイマールのような華麗なドリブルやイブラヒモビッチのような強靭なフィジカルがあるわけではありません。
モドリッチには局面で最高の選択肢を取れる判断力と戦況をひっくり返せるパス能力、相手に奪われないキープ力、正確なミドルシュート、最後まで走り切れる豊富な運動量が備わっています。
つまり、MFとして求められる能力を幅広く非常に高いレベルで持ち合わせているのです。
ゴールに直結したり試合を落ち着かせたりできるような判断ができ、さらにこの判断を実行できるだけの優れた技術があります。
特にモドリッチのDFから逃げるような軌道を描き右足のアウトサイドから繰り出されるパスは彼の武器の一つです。
また、相手の重心を冷静に判断して奪われないような場所にボールをコントロールしたり、引いて守備を固めた相手に対してミドルシュートを狙えたりもします。
さらに、試合終盤でもしっかりと走れるスタミナも兼ね備えておりMFとして一切の隙がありません。
このほかモドリッチは、ピッチ上での視野の広さと正確な状況把握ができる力があります。そのため、攻守の切り替わりが激しく選手が消耗しやすい戦況では簡単にボールを裁いて試合を落ち着かせることもできます。
講師あらゆる能力を世界トップレベルで兼ね備えているモドリッチがバロンドールを受賞したのも納得でしょう。
では、ここでモドリッチの経歴に関して触れておきます。
モドリッチの経歴
モドリッチは旧ユーゴスラビアで生まれましたが、1991年にクロアチアで紛争が起きるとモドリッチ一家は難民が生活するホテルでの仮住まいを強いられました。
その後、モドリッチは16歳のころにクロアチアのディナモ・ザグレブというチームの下部組織に入団し、18歳の時にはトップチームへの昇格を果たしています。
HŠKズリニスキ・モスタル、NKインテル・ザプレシッチへのレンタル移籍を経て2005年にディナモ・ザグレブに復帰すると彼の快進撃が始まりました。
モドリッチが所属するディナモ・ザグレブはリーグ3連覇を果たし、モドリッチ自身もリーグ年間最優秀選手に選出されました。
そしてプレミアリーグのトッテナム・ホットスパーへ移籍しましたが、ケガもあり難しい時期も過ごしています。
しかし、モドリッチはトッテナムでリーグやチャンピオンズリーグでの活躍から確固たる地位を築きあげ、2012年にレアルマドリードへの移籍を果たしました。
世界のスーパースターが顔を揃えるビッグクラブでもモドリッチは頭角を現し、2018年にはバロンドールを受賞しています。
彼はこのようにして世界のトッププレイヤーまで上り詰めました。
つづいて、モドリッチの歴代背番号を確認しておきます。
モドリッチの歴代背番号
モドリッチの歴代背番号と代表背番号も紹介しておきますね。
所属チームの歴代背番号
背番号 | シーズン | |
ズリニスキ モスタル | 23 | 2003-2004 |
インテル ザプレシッチ | 8 | 2004-2005 |
ディナモザグレブ | 10 | 2005-2008 |
トッテナム | 14 | 2008-2012 |
レアルマドリード | 19 | 2012-2017 |
レアルマドリード | 10 | 2017- |
モドリッチはズリニスキ・モスタルでは22試合8得点、インテル・ザプレシッチでは18試合4得点、ディナモ・ザグレブでは112試合31得点という結果を残しています。
その後トッテナムに移籍した後には127試合に出場し13得点という結果を残しています。
ON THIS DAY: In 2008, Tottenham completed the signing of Luka Modrić from Dinamo Zagreb.
— Squawka (@Squawka) April 26, 2022
He remains the only Croat to win Tottenham’s Player of the Year award. 🇭🇷 pic.twitter.com/upiJj0EZIW
そして現在も所属するレアルマドリードでは436試合に出場し31得点という結果を残しています。
クロアチア代表での歴代背番号も確認しておきます。
代表での歴代背番号
シーズン | 背番号 |
2006-2009 | 14 |
2010-現在 | 10 |
モドリッチはU15世代からクロアチア代表に選出されており、その後もU-17,18,19,21と順調に選出され活躍しています。
そして、2006年3月1日のアルゼンチンとの親善試合でフル代表にデビューしました。
その後2010年の南アフリカワールドカップからは10番を背負って戦っています。
モドリッチ率いるクロアチア代表は2018年のロシアワールドカップの決勝でフランスに4-2で敗れて準優勝となりました。この時の表彰時に笑顔をほとんど見せず悔しそうな表情をしていたモドリッチを覚えている方もいるのではないでしょうか。
2022年カタールワールドカップではキャプテンとしてチームを引っ張りつつ、チームの中心選手として勝ち進んでいくのではないでしょうか。
最後に、モドリッチの年俸も紹介しておきます。
モドリッチの年俸
モドリッチの年俸は2022年11月時点で£14,456,000、日本円でおよそ24億円と言われています。
チーム内でも5番目に年俸が高い選手となっていますが、彼の活躍からすると妥当であるようにも思えますね。
そう考えるとトップのアザールの年俸が高すぎるかもしれません。
モドリッチまとめ
以上今回はルカ・モドリッチについて紹介してきました。
世界トップクラスの足元の技術に判断力、そして豊富な運動量などあらゆる能力を高い次元で兼ね備えているのがモドリッチです。
一貫してハイカットのスパイクを履かないなど道具に対してのこだわりが見えるモドリッチがカタールワールドカップでどのようなプレーを見せてくれるのか非常に楽しみです。
また、レアルマドリードはチャンピオンズリーグの決勝トーナメントにも勝ち進んでいるのでクラブでの活躍も期待です!