サッカーの伝統の一戦といえばレアル・マドリード対バルセロナのエルクラシコ。2022/2023シーズンもこの一戦が近づいてまいりました。サッカーファンであれば誰もが注目のこのエルクラシコ。皆さんもどんな試合になるのか、勝敗やスコアなど気になりますよね。2022/2023シーズンはこの2チームの対戦がラリーガの優勝争いに大きく関わってくると思います。
今回は今までの戦績や両チームの状況などを踏まえて、スコア予想やスタメン予想をしながら、勝敗について考察していきたいと思います!またラリーガやエルクラシコについて深く知らない方も、これを読みながら一緒に勝敗などの予想をしてみましょう!
目次
エルクラシコ2022-2023の勝敗とスコア予想!スタメンは?
では大胆に、2022-2023シーズンのエルクラシコの勝敗とスコア、さらにはスタメンも予想をしてみたいと思います。
こちらが私の予想です。
1戦目 エルクラシコ
では、まず1戦目から予想しますね。
1戦目 エルクラシコの勝敗とスコア予想
第9節
2022年10月16日(日)23:15(日本時間)
レアル・マドリー 1 対 1 バルセロナ
会場 エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウ(レアル・マドリーホーム)
正直どのような試合になるかはわかりません。ただ両チームの実力はほぼ同じくらいだと考えます。
レアル・マドリードは開幕から6連勝を記録しており、チームは勢いに乗っています。負傷していたベンゼマやモドリッチも試合には間に合う見込みで、ベストメンバーで挑むことになりそうです。
一方のバルセロナも、開幕戦は引き分けに終わったものの、その後は5連勝を記録し、首位のレアル・マドリードを追走する形となっています。しかしセンターバックのアラウホが代表戦で負傷し、エルクラシコは欠場することとなりそうです。
試合としては、バルセロナがボールを支配しながら優勢に試合を進めていく中で、レアル・マドリードがカウンターを仕掛けるという展開になりそうです。エースレヴァンドフスキ中心にリーグ最多得点を誇るバルセロナと、毎試合失点はしてしまっているものの持ち前の勝負強さで勝ちを積み上げているレアル・マドリード。得点が入らないことはないと考え、1対1の引き分けと予想します。
スタメンはどのようになるかも合わせて予想しますね。
1戦目 エルクラシコのスタメン予想
私は2022-2023シーズン1戦目のエルクラシコのスタメンをこのように予想します。先に、ホームのレアル・マドリードのスタメン予想からです。
システム 4-3-3
GK クルトワ
DF カルバハル、ミリトン、アラバ、メンディ
MF チュアメニ、クロース、モドリッチ
FW バルベルデ、ベンゼマ、ヴィニシウス
一方で、バルセロナのスタメン予想はこちらです。
システム 4-3-3
GK テア・シュテーゲン
DF ベジェリン、クリステンセン、ガルシア、バルデ
MF ブスケツ、ぺドリ、ガビ
FW ラフィーニャ、レヴァンドフスキ、デンベレ
レアル・マドリードはベストメンバーのこの布陣と予想します。調子を上げてきているロドリゴがどうなるかがわかりませんが、守備にも貢献出来るバルベルデを選びました。
バルセロナはアラウホの欠場、クンデが間に合うか微妙というところで、このメンバーと予想します。レアル・マドリードのヴィニシウスに対しては、アラウホが最適と考えますが欠場の見込みなので、スピードに定評のあるベジェリンを選びました。中盤、前線はこのメンバーがベストだと考えます。
試合展開としては、先ほども述べたようにバルセロナがボールを握る展開と予想します。両サイドのデンベレ、ラフィーニャの仕掛けから最後は点取り屋レヴァンドフスキが点を取るという形が想像できますね。クロスからのゴール、シュートのこぼれ球を押し込むなどどんな形でも点を取れるレヴァンドフスキなので、レアル・マドリード側は細心の注意が必要ですね。
逆にレアル・マドリードはヴィニシウス、ベンゼマを中心としたカウンターで得点を狙う形になります。右サイドのバルベルデも調子が良いので、チャンピオンズリーグ(CL)セルティック戦(2022/9/7)の1点目のシーンのように両サイドの2人だけでも得点できそうです。
両チームともに前線3枚の出来が勝敗を左右しそうですね。
つづいて、2戦目です。
2戦目 エルクラシコ
2022-23シーズン2戦目のエルクラシコの勝敗とスコア予想をしますね。
2戦目 エルクラシコの勝敗とスコア予想
第26節
2023年3月20日(月)4:00(日本時間)
バルセロナ 1 対 2 レアル・マドリード
会場 カンプノウ(バルセロナホーム)
予想は2対1でレアル・マドリードの勝ちと予想します。
試合当日にチームがどのような状況かによって大きく結果が変わるので、まったく想像がつきませんが、ブレイク中のメンバーが成熟し、完成度が高くなっているであろうレアル・マドリードが接戦を制すると予想します。
ゲームの内容は同じくバルセロナがボールを持つ、レアル・マドリードがカウンターを仕掛けるという展開と考えます。2022/2023シーズンの序盤を見ていると、レヴァンドフスキにやや依存しがちのバルセロナに対して、若手の躍動によってベンゼマ不在のパターンを見出しつつあるレアル・マドリードなので、そこの差がシーズンの終盤に出てくるのではないかということで、2対1でレアル・マドリード勝利とさせていただきました。
2戦目のスタメンはこのようなメンバーと予想します。
2戦目 エルクラシコのスタメン予想
こちらが私の2022-2023シーズン2戦目のエルクラシコのスタメン予想です。まずホームのバルセロナです。
システム 4-3-3
GK テア・シュテーゲン
DF アラウホ、クンデ、クリステンセン、バルデ
MF ブスケツ、ぺドリ、ガビ
FW ラフィーニャ、レヴァンドフスキ、デンベレ
こちらがレアル・マドリードのスタメン予想となります。
システム 4-3-3
GK クルトワ
DF カルバハル、ミリトン、アラバ、メンディ
MF チュアメニ、カマヴィンガ、バルベルデ
FW ロドリゴ、ベンゼマ、ヴィニシウス
バルセロナは怪我人がいない状態でのベストなメンバーはこのようになると考えました。右サイドバックにはアラウホが、センターバックの一角(いっかく)にはクンデを入れました。中盤、前線は一戦目と同じにしました。
レアル・マドリードは中盤に若手のカマヴィンガとブレイク中のバルベルデを入れ、前線にロドリゴを起用する形と予想しました。シーズンも終盤に差し掛かっている中、このフレッシュな若手選手たちが、勝敗のカギを握ります。
バルセロナは強力な前線の3枚に加えて、中盤にはこちらもフレッシュなぺドリとガビがいます。この2人のさらなる成長があると、レアル・マドリードとしても脅威ですね。第2戦では前線に加えてこの中盤2人がゴールに絡むと予想します。
レアル・マドリードは中盤のカマヴィンガに期待です。2021/2022シーズンには大舞台も経験したこの19歳がどれだけ成長するか見物です。21/22シーズンでは豪快なミドルシュートも決めていましたから、そんな得点が見られると思います。ヴィニシウスにもやはり期待してしまいますね。難敵であるアラウホを攻略して得点を奪ってくれるといいですね。
試合をする時期にどれだけリーグ戦の勝ち点が拮抗(きっこう)しているかも試合に大きく関わってきます。2021/2022シーズンの第2戦では、4点差がつく試合となりましたがモチベーションの差もあったのかもしれませんね。白熱した優勝争いをしていることを期待しましょう!
クレ(バルセロナファン)の方申し訳ありません。これはあくまでも私の勝手な予想ですので皆さんも予想を楽しんでくださいね。ぜひ皆さんの予想も下のコメントで教えてくださいね。
さて、ここでエルクラシコの戦績について確認したいと思います。
エルクラシコの戦績
エルクラシコの戦績を確認する前に、エルクラシコの概要と歴史について、触れておきますね。
エルクラシコの意味と歴史
エルクラシコとはスペイン語で「伝統の一戦」を意味し、レアル・マドリード対バルセロナの試合のことを指します。スペインダービーなどとも呼ばれ、世界で数あるダービーの中でも注目度が高い一戦です。
通算の対戦成績はレアル・マドリード100勝、バルセロナ97勝、52引き分けとほぼほぼ互角の成績となっています。
昔からスーパースターと呼ばれる選手が数多く所属していた両チーム。(バルセロナはロナウジーニョ、レアル・マドリードはベッカムなど)近年では、リオネル・メッシがバルセロナ、クリスティアーノ・ロナウドがレアル・マドリードにそれぞれ所属していたこともあり、昔も今も注目度の高い試合となっています。
では、エルクラシコの戦績をご紹介します。
エルクラシコの戦績
エルクラシコの戦績はこのようになっています。
試合数 | レアル・マドリー | バルセロナ | 引き分け | |
ラリーガ | 184 | 76 | 73 | 35 |
それ以外 | 65 | 24 | 24 | 17 |
合計 | 249 | 100 | 97 | 52 |
表を見ていただけば分かるように、この2チームは本当に互角の戦いをしていますね。わずかにレアル・マドリードが勝ち越してはいるものの、約250試合行われてここまで互角の成績というのはなかなかないと思います。
皆さんもそれぞれ印象に残っている試合があると思いますが、私が特に印象に残ってる試合は、2016/2017シーズン第33節のエルクラシコです。シーズン終盤で優勝争い真っ只中で行われたこの試合が優勝のカギを握るというような試合でした。
前半からマルセロの肘がメッシの顔に入り流血するシーンなど激しい攻防が見られた試合は、レアル・マドリードが先制するも、すぐさまバルセロナが追いつきます。前半は1-1で折り返します。
後半、バルセロナが追加点を奪います。2-1となった直後、レアル・マドリードはセルヒオ・ラモスが一発退場。10人となったレアル・マドリードでしたが85分になんと同点に追いつきます。2-2で試合終了かと思われた後半アディショナルタイム。自陣から持ち上がったセルジ・ロベルトからアンドレ・ゴメス、ジョルディ・アルバへとボールが渡り、低めのクロスに中央であわせたのは、メッシでした。劇的な勝ち越し弾で、3-2でバルセロナが勝利。試合後悔しさをにじませるレアル・マドリードの選手達の表情を見ても、この試合がどれだけ重要だったかが分かる、そんな一戦でした。
普段から優勝争いをする2チームなので、負けられないという思いがより一層強くなるエルクラシコ。今後もこの試合でスターが輝く瞬間を見逃せませんね!
また2021-2022シーズンのラリーガのエルクラシコを振り返っておきますね。
2021-22 ラリーガのエルクラシコの結果
節 | 開催日 | 開催地 | レアル・マドリー | バルセロナ | |
1戦目 | 10 | 2021/10/25 | カンプノウ | 2 | 1 |
2戦目 | 29 | 2022/3/21 | サンティアゴ・ベルナベウ | 0 | 4 |
2021/2022シーズンのエルクラシコ第1戦は2-1でレアル・マドリードの勝利でした。ボールをバルセロナが握る中で、レアル・マドリードはカウンターから新加入アラバのミドルシュートで先制に成功。じわじわとバルセロナが攻めるも得点を奪うには至らず。前へと出てきたバルセロナに対し再びカウンターからルーカス・バスケスが押し込み追加点。バルセロナは終了間際にこちらも新加入のアグエロがゴールを奪うも試合終了。
第2戦は4-0と大差でバルセロナが勝利。勝ち点も大きく離れ、レアル・マドリードが独走している状態で迎えたこの一戦は、バルセロナの新加入オーバメヤンが大活躍。
前半にクロスからオーバメヤンが頭で合わせ先制すると、コーナーキックからアラウホが合わせ、追加点。後半も攻撃の手を緩めないバルセロナは、オーバメヤンのアシストからフェラン・トーレスが決め3点目。最後はオーバメヤンが華麗なループシュートで4点目。
一方レアル・マドリードはエースベンゼマを欠いた影響もあり、無得点に終わりました。
エルクラシコ予想まとめ
2022-23年の今シーズンは両チームともにスタートダッシュに成功しました。優勝争いの行方はこのエルクラシコにかかっています。レアル・マドリードはディフェンディングチャンピオンとして、バルセロナは名門復活に向けて、お互いの意地がぶつかり合う熱い試合になると思います。
歴史を振り返ってみても、ほぼ互角の戦いを演じてきたこの2チーム。1戦1戦がこの先も語り継がれる試合となります。数々のスターが伝説を残してきました。このクラシコで輝きを放つスターはだれなのか、全世界が注目するこの瞬間をぜひ一緒に楽しみましょう!